大阪のたこ焼き屋宮本茶屋の売上分解
衝撃的なニュースですね。たこ焼き屋が1億3,000万円の脱税。というか年間売り上げが2.4億円を超えていたそうです。立地や訪日旅行客、いわゆるインバウンド旅行客が増えていたということはあるのでしょうけど、そんな売上があるとは・・・
宮本茶屋の売上分解
たこ焼き以外も売っているとのことですが、単純化してたこ焼きのみとしましょう。1個600円だそうです。仮定として、年間営業日を300日としてみましょう。そうすると・・・
600円×300日×1,300個=2.34億円
つまり、1日1,300個売ると2億円を超えるわけです。もし営業時間が10時間だとすると、1時間で130個、1分で2個以上売っているということです。1人が1パックしか買わないってことはないのかもしれないです。もしくはたこ焼きとアイスとかそういった組み合わせで買って行くとすると、1分で2個以上売れていてもおかしくありませんね。
たこ焼きの原価って1個10円くらいらしいです。8個入りだと80円。そうすると・・・
粗利520円×300日×1,300個=2.02億円
たこ焼きはいわゆる粉物と呼ばれ、原価が低いことは有名ですが、こうやって計算してみるとすごいですね。2億の収入があるってことですね。
これなら人をやとって、たこ焼き作らせて、売らせても十分に利益が出るでしょう。そして雇われた人は1,000万円プレーヤーになってもいいかも?
販管費も考えてみる
では販管費も考えて見ましょう。
日次の粗利は520円×1,300個=676,000円です。これを何人で回しているか。例えば5人で回すとしましょう。これだけ儲かってますから時給も高めに2,000円に設定してみます。
人件費:
2,000円×5名×10時間=100,000円
他の販管費として考えられるのは地代ですね。あれだけいい場所ですから、何かしら発生してるでしょう。すごく人通りのいい場所ですから、月額100万としましょう。
そうすると収益はどうなるかというと、
(676,000円-100,000円)×300日-1,000,000円×12ヶ月=160,8000,000円
約1.6億円です。ガスとか使っているので、もう少し日次の利益減るでしょうけど大勢に影響なさそうです。
たこ焼き屋を開店する際の初期投資は、たこや機器、屋台代と垂れ幕、スタッフ共通のユニフォームくらいでしょうか。容器とかもあるけど、そこまで影響を与えるとは思えません。となると、軽く1.5億円くらいの純利益が出ているのかも?弁護士や税理士を雇ってきちんとやってもらう価値ありでしょうね。
2020年の東京オリンピックががピークかもしれませんが、その後もなくなることはないでしょう。
今後たこ焼き屋への参入が増えていくかもしれませんね。増えるかな。人通りが多ければこれくらい儲かるってことですが、シーズン的なものもあるでしょうね。