本田圭佑はなぜJリーグではなくAリーグを選ぶのか
I decided a new target why I keep playing soccer. Also I almost make a decision for next club in few days.
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年7月31日
「サッカーを続ける目的を決めた。そして2,3日中に次のクラブを決める。」
動向が注目されていたケイスケホンダこと本田圭佑がこうツイートしました。報道ではAリーグ、つまりオーストラリアリーグのメルボルン・ビクトリーと契約間近だといいます。
恐らくヨーロッパやアメリカ、中国からも誘いはあったと思われるだけに、なんだかAリーグというのは驚きです。
Aリーグの観客数
出典:各国サッカーリーグ 観客動員数の推移 - ULTRAZONE
これは各国リーグの1試合当たりの観客数を比較したものです。ヨーロッパの主要リーグ、移籍の噂もあったMLS、中国リーグそしてJリーグも入っています。Aリーグは一番したの折れ線です。1万人/試合前後といった感じでしょう。
以前在籍したセリエA、メキシコリーグ(MEX)はいずれも2.5万人前後です。Jリーグは1.75万人前後を推移してます。
つまりAリーグは世界でも観客数の点ではかなり劣っていると言えます。オーストラリアの代表選手で国内リーグでプレーする選手はわずかです。
そんなAリーグでプレーするのはなぜでしょうか。
ビジネス観点か
東京オリンピックをオーバーエージ枠(OA枠)で狙っているのではないか。こんな報道もありました。おそらく無いでしょうね。というか本田が入ったらチームとしてもやりづらいでしょう。良くも悪くも影響力の高い選手です。さらに最近は走れないことが顕著ですから。。
他の可能性としてビジネス視点が挙げられます。しかしこの観点であればアメリカ、MLSでプレーしたほうがいいです。
投資先もアメリカに絞るといっていますし、タッグを組んだウィルスミスもアメリカが拠点です。
昨シーズンメキシコのパチューカでプレーしたのには目的があったと言われています。それは高地でのプレーで心肺機能を高め、W杯で最高のプレーを見せること。これは成功したといってもいいでしょう。
しかし今や次回W杯への出場は考えていないと本人が発言していますし、日本代表からの引退も発表しました。となると、次の目標は何になるのでしょうか。あえて観客数やサッカーへの影響が小さいAリーグを選ぶのは、逆にそういったリーグを盛り上げることで世界のサッカー勢力図を塗り替えることを目論んでいるのでしょうか。
近日中に移籍決定の発表がなされるでしょうから、そこでどんなことが語られるか注目しましょう。